使い捨てカイロを賢く活用!発熱メカニズムと再使用方法の全知識

生活

冬の屋外作業や掃除、電車の待ち時間は、非常に厳しいものがあります。そういった厳しい瞬間に救世主となるのが、使い捨てカイロです。

毎年、日々の使い捨てカイロの使用は、かなりの経済的負担となります。もし使い捨てカイロを何とか再利用できれば、大きな節約につながるはずです。そこで、一度使用したカイロを再活性化する方法を詳しく調査しました!

使い捨てカイロを再活性化する方法はあるのか?

一度使って冷めてしまった使い捨てカイロを再び温めることは可能でしょうか?

残念ながら、使用後に冷めてしまったカイロを再び温める方法はありません。使い捨てカイロが再び温かくなるなら、それは使い捨てではなくなるわけですから、これは当然の結果と言えます。

しかし、一度の使用で約10時間の温もりを提供するカイロを毎日使うのはもったいないですね。特に短時間で使い終わる場合でも、一個を使い切るのは不便です。

そこで、使い捨てカイロの使用を途中で中断し、再利用する方法をお教えします。

使用中の使い捨てカイロを一時保存して再利用する方法

 

使い捨てカイロを再利用するために必要なのは、ジップロック(密閉可能なビニール袋)だけです。

・まだ温かい使い捨てカイロをビニール袋に入れます。
・空気を抜き、袋を密閉します。これにより、カイロが徐々に冷めていきます。
※この方法を試す際は自己責任で行ってください。

この方法で保存すれば、翌日にも使い捨てカイロを通常通り使用することができます。使用を再開したいときはジップロックから取り出し、使用を中断したいときは再びビニール袋に戻すだけです。

先にも述べたように、完全に冷めてしまった使い捨てカイロにはこの方法は効果がありません。毎日カイロを使用する場合は、経済的に充電式のカイロを検討するのも良いでしょう。

即座に温まり使い勝手が良い充電式カイロ

充電式カイロは、スイッチ一つで即座に温まりますので、こまめにカイロを使用したい方には最適です。通勤や通学時に特に便利で、温暖な車内ではスイッチを切って節約することも可能です。

充電式カイロは使い捨てカイロに比べて、温まる速度が早いのが大きなメリットです。さらに、非常時のスマートフォン充電にも対応するモバイルバッテリー機能が付いています。

ただし、充電を忘れると使用できないというデメリットもあります。充電忘れがちな方は注意が必要です。

使い捨てカイロの熱を生み出す原理と主要成分について

使い捨てカイロがどのようにして熱を生成するのか、その主要成分は何かについて、ここで簡単に説明します。

カイロの熱発生メカニズム

使い捨てカイロが熱を発生させるのは、化学反応によるものです。

一般に、鉄は水と反応することで錆びますが、このとき鉄と酸素が結びつく化学反応が起こり、熱が生じます。使い捨てカイロではこの反応が利用されています。日常で見かける鉄の錆びは非常に遅い反応で熱を感じることはありませんが、カイロではこの反応を促進することにより顕著な熱が生じるのです。

使い捨てカイロの成分

使い捨てカイロの成分はブランドによって少し違いますが、通常以下のものが含まれます:

鉄粉:カイロの主要成分で、化学反応により熱を発生させます。
:鉄粉が錆びる反応を加速するために使用されます。
バーミキュライト:水分を保持し、鉄粉が適度に湿っている状態を維持するための保水剤として機能します。
活性炭:酸素の供給を助け、反応を均一に進行させます。
:鉄粉が錆びる速度をさらに早めるために加えられます。

使い捨てカイロは、これらの成分が空気中の酸素や水分と反応することで、塩と活性炭の助けを借りて熱を発生させます。「空気に触れて発熱する」というわけですが、化学反応が終了すると、再度暖かさを得ることはできません。

まとめ

使い捨てカイロは冬に欠かせないアイテムです。通勤時や帰宅時に一時的に使用し、その後放置されがちですが、少しの工夫でカイロの持続時間を延ばすことが可能です。ご紹介したように、使ったカイロをジップロックに保存するだけで、持続効果を高めることができますので、ぜひ試してみてください。

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